今回は新米ママさんからのご依頼
新米ママさんと言っても年齢は30代後半、結婚後にやっと授かった赤ちゃんのママです。
最初の電話で依頼されたのが「新生児の子守り」と言うことで、保育士の資格を有していないセレニティではお断りをしようと思いました。よくよく話をお聞きすると、お守りと言っても、ママさんのご自宅での子守り。しかもママさんは一緒におられるということなのです。
さらに伺うと、赤ちゃんは生後2ヶ月で夜泣きがすごいらしいのです。これまではママさんのご実家からお母様が「おさんどん」と「子守り」をされていたのですが、お父様の具合が悪くて、実家に戻られてしまったそうなのです。
「なんとか5時間程度でよいので、熟睡させて欲しいのです」という切実なお願いで、女性のご自宅に向かいました。到着したのは午前9時。ご主人は会社に出勤した後で、寝不足でぐったりされています。昨日からずっと多くて2時間しか寝られずに、ふらふらされています。
さっそくベビーベッドを寝室からリビングに移動して、ママさんには寝室で休んでもらうことに。ミルクとおむつを確認して、念のため着替えも出していただき、お尻拭きとガーゼをたくさん用意していただきました。
自分の子育てを思い出しました
わたしが到着した時はスヤスヤ寝ていた赤ちゃんですが、その2時間後にグズグズと目を覚まして、その後は赤ちゃんの泣き声がリビングに響きます。毎日夜泣きで大変なママさんには申し訳ないですけど、わたしは、この赤ちゃんの泣き声が大好き(笑)。個人的に子育てから遠ざかっていますけれど、また、あの頃を少し思い出します。
泣き出すと同時にミルクを作って、ベビーベッドから抱き上げて、抱っこしてミルクを飲ませます。それまで泣いていた赤ちゃんが、哺乳瓶を口にすると、夢中でチュウチュウ、ゴクゴクと飲んでいる姿は本当に可愛いですよね。
作ったミルクは完食。元気な赤ちゃんです。その後は縦抱きにして「げっぷ」をさせて、こんどはお尻の確認。やっぱりおしっこをしていたので、オムツを変えます。久しぶりのオムツ交換。昔の感覚が蘇りますねー。
その後、2時間後にぐずってきたので、抱き上げると、少し機嫌が良くなります。きっと初めての赤ちゃんで抱き癖がついた、甘えん坊さんになっているのかもしれませんね。抱きかかえると、しがみつくようにスヤスヤ寝てしまいます。なんて可愛いのかしら(笑)。
最後に起きたのは、ママが起きてくる1時間前。ここでもミルクを飲ませて、抱っこして「げっぷ」。その後も抱いていたら、顔をまっかにして「うーん」と力んでいるので「あ、これはもしかして?」と思って、あとで確認したら、りっぱな「うんち」をされていましたよ(笑)。
うんちのあとは、お尻拭きもして寝汗もかいていたようなので、お着替えもします。なんだかすっかり昔の感覚が蘇ってきました。
夕方になってママが起床。すっきりした顔で「ありがとうございましたー」とリビングに来られました。再び赤ちゃんが寝ている横で、育児の大変さを語っておられました。わわたしも経験者なので色々アドバイスさせてもらうと、とっても喜んでいただきました。
30歳後半で授かったということで、本当に大事にされているなあと実感。
「わたし、仕事はバリバリやってきたので、育児も簡単だろうと思っていたのですけど、まさかこんなに夜泣きが大変とは思いませんでした」と笑っておられました。
このサービスの概要
・依頼者:30代女性
・所要時間:8時間
・金額:17,000円(1時間2,000円×8時間+交通費1,000円:税抜)